ED(勃起不全)の原因とタイプ
ED(勃起不全)はある日突然勃起することが出来なくなるというよりは、徐々に勃起することが出来なくなったり、勃起を維持することができなくなっていきます。
男性の更年期障害とも深い関わりがあり、男性ホルモンである「テストステロン」の分泌量が減ってくると自然とED(勃起不全)になりやすくなります。
ED(勃起不全)の原因
ED(勃起不全)の原因は「心因性のED」と「器質性のED」に分けることができます。
「心因性のED」は性行為に対する過度な緊張、夫婦関係のズレ、性行為の失敗の記憶、ストレスなどが主な原因です。
20代では性行為に対する過度な緊張で勃起をすることが出来ないことがあります。マスターベーションの時は勃起することが出来るのに、いざ性行為になると勃起することができなくなるのです。
一方で30代以上の方は夫婦関係のズレや過去の性行為の失敗体験、ストレスなどが主な原因となってきます。
心因性のEDで最も多い原因
EDの中でも多いのが、過去の失敗体験とストレスです。
ストレスは通常誰もが多かれ少なかれ抱えていますが、上手に解消することができず心が追いつめられるようになると陰茎に血液が十分に溜まらなくなるので勃起をすることが出来なくなります。
そしてもう一つが「過去の失敗体験」が原因になる場合です。
例えば性行為を行っている最中に勃起を維持できなくなったり、挿入する前に中折れしてしまう、挿入中に中折れして最後まで達することが出来ないなどの失敗体験がトラウマになってしまうことです。
私の場合はコンドームを付ける段階になると萎えてしまい、勃起を維持することが出来ませんでした。この失敗体験が尾を引きづり、「また失敗したらどうしよう」とか、「失敗することが恥ずかしい」、「相手に悪い」という気持ちが芽生えてしまうのです。
こうなるとなかなか自分の力で勃起を維持することは難しくなります。
このような心因性のEDにはED治療薬と精神安定剤を服用することによって勃起を維持することが出来るようになり、緊張も和らぐので性行為を最後まで行うことが出来るようになります。
器質性のEDとは?
器質性のEDは高血圧や糖尿病、男性ホルモンの低下、老化、前立腺手術後、下半身麻痺などが原因になります。
この他に「うつ病」が原因となる場合もありますが、うつ病の場合は器質性と心因性の混合型EDと判断されることが多いです。
器質性のEDは血管や神経の障害、陰茎の外傷などで身体的に勃起することがダメになるケースです。この場合朝勃ちも無くなってしまうばかりではなく、自慰行為でも勃起をすることができなくなります。
器質性のEDの場合でもレビトラなどのED治療薬は海綿体に直接作用があるものなので、効果は実感できます。
ただ、症状の度合いによっては効き目がないこともありますので、一度男性専門クリニックで医師に相談すると良いでしょう。
カテゴリー:男性の更年期障害の症状